「職員の負担軽減」と「質の高いケア」を両立
介護施設現場では、慢性的な人手不足が深刻な課題となっています。特に夜間や緊急時に迅速な対応が求められる中で、スタッフの負担が増加し、ストレスや過労による質の低下も懸念されます。
このような状況の改善を、「あんしんの絆 無線ナースコール」は目指しています。本システムは、導入コストを抑えつつ、ICTを活用することで、利用者の利便性を追求しております。
人手不足の解消と安心・安全の提供を両立させるために、「あんしんの絆 無線ナースコール」は強力なサポートとなります。
あんしんの絆
無線ナースコールとは?
無線ナースコールの通知の流れ
1.呼び出しコール
無線(ワイヤレス)コールボタンを押下します。
2.スタッフのスマートフォン・管理パソコンに一斉通知
スタッフのスマートフォン及び管理パソコンに「居室名」「入居者名」「コールの種別(呼出コール / マットセンサー / 赤外線センサー等)」が一斉通知されます。
3.スタッフが対応
スタッフはコールに対応します。
※IPカメラと連携させることで映像を確認することも可能です。
1.呼び出しコール
無線(ワイヤレス)コールボタンを押下します。
2.スタッフのスマートフォン・管理パソコンに一斉通知
スタッフのスマートフォン及び管理パソコンに「居室名」「入居者名」「コールの種別(呼出コール / マットセンサー / 赤外線センサー等)」が一斉通知されます。
3.スタッフが対応
スタッフはコールに対応します。
※IPカメラと連携させることで映像を確認することも可能です。
機能紹介
カメラと連携しコール発生時の映像を記録
無線コールボタンが押されると、前後の設定された時間分、カメラ映像が自動的にサーバに保存されます。
設定時間分自動的に録画
無線コールボタンまたはセンサー等のコールの前後の設定された時間分(設定時間は自由に変更可能)自動的に録画されます。
録画映像の再生
サーバに保存された録画映像は、コール発生履歴から選択し、再生することができます。
「あんしんの絆」では、管理サーバにコールの発生・対応履歴を保存します。履歴の絞り込み検索や、検索結果をExcelやCSVに出力することが可能です。
コール履歴管理の主な機能
- コール発生日時、場所、コールの種類(呼出コール / マットセンサー / 赤外線センサー等)、入居者名、対応日時、対応スタッフ名の保存
- 履歴の絞り込み検索が可能(検索結果をExcelやCSVに出力可能)
- コール時の対応内容を記録できます
コールシステム発生時
- コールの発生場所、種類、時間、入居者名を表示
- コールの種別を直観的に区別できるようアイコン表示
- 最新のコールを一番上に表示
- 同時に発生しているコールを一つの画面に複数表示
コールシステム対応時
- コールのタップで対応するかどうかの再確認画面表示
- コールの対応スタッフを記録
- 直近の対応履歴を確認可能
施設の運用に必須の電話設備にIP電話を採用することで「あんしんの絆」のネットワーク上に内線・外線電話環境を構築できます。
電話交換機と同様の機能を実現し、コスト削減や工期短縮が可能に
- スマートフォン1台でコール受信・電話を集約
- スタッフの名前を選択して内線電話がかけられる
- 外線通話可能
- 電話交換機不要でコスト削減
- IP電話はPoE給電で電源いらず、かつ電話専用配線工事が必要ないので、工期を短縮
機器紹介
無線コールボタン
「あんしんの絆」では、入居者が無線コールボタンを押すことで、スタッフ様にお持ちいただくスマートフォンに「居室名」「入居者名」「コールの種別(呼出コール / マットセンサー / 赤外線センサー等)」が通知されます。
コール時の主な機能
- 居室名、入居者名、コールの種別(呼出コール / マットセンサー / 赤外線センサー等)を通知
- 同時に発生している複数のコールを一画面表示
- スタッフが対応することにより、他のスタッフ(スマートフォン)への通知は解消
- 電池残量が低下すると「電池交換コール」でお知らせ
ネットワークカメラ
居室にネットワークカメラを設置することで、入居者が無線コールボタンを押すと、対応したスタッフが映像により居室の状況を確認することができます。
ネットワークカメラ連携の主な機能
- 入居者が無線コールボタンを押すと、スタッフ全員のスマートフォンに一斉通知され、対応操作後、映像で居室の状況を確認
- 夜間帯にも暗視機能で映像確認が可能
- コール発生時の映像記録が可能
スタッフ用スマートフォン端末
「あんしんの絆」スタッフ用スマートフォンは、Androidスマートフォンを使用しています。
管理パソコン
「あんしんの絆」管理パソコンは、Windowsパソコンを使用し、スタッフステーション等に設置します。
コール時、管理パソコンに表示された館内図の該当箇所がズームアップされます。
選ばれる理由
1.コストパフォーマンス
従来の有線システムに代えて、IPネットワークを軸に、各種無線端末やスマートフォンを利用することにより、導入コストの削減を実現しました。
2.スマートフォンで確認・操作
スマートフォンでコールの確認やレスポンス操作を行えるため、迅速な確認や対応、および全てのスタッフで状況の共有を行うことが可能です。
3.カメラ連携
ネットワークカメラと連携することで、コールが発生した部屋の映像を確認できるほか、スマートフォンとカメラ間で通話も可能です。コール時の映像は、コール履歴から再生できます。
4.内線・外線通話
IP電話を利用することで、ネットワーク上に内線・外線電話環境を構築できます。IP電話で受けた外線をスマートフォンに転送したり、IP電話とスマートフォン、スマートフォン同士の内線も可能。
5.豊富なセンサー連携
バイタルセンサー、開閉センサー、離床センサー、睡眠見守りセンサー、おむつセンサーのほか、カメラを利用した動体センサーなど、豊富なセンサーと連携し、スタッフの負担を軽減しつつ見守りを強化。
6.保守・アフターフォロー
施設様の管理サーバにリモートでアクセスすることで、障害発生時にすみやかに状況を把握。保守サポートにより、万一の障害発生時も速やかに復旧をはかります。
オプション
「あんしんの絆」では、オプション機能を追加することにより、入居者にそれぞれ最適な見守りを実現し“介護内容の充実”を図ります。
バイタルセンサー
バイタルセンサーにより、入居者が自発的にコールボタンを押せない状態であっても非接触でバイタル数値の異常を検知し、自動的にナースコールを通知するオプションです。
無線センサー
無線赤外線センサーや無線開閉センサー、無線マットセンサーにより、入居者の離床・徘徊を検知し、自動的にナースコールを通知するオプションです。
おむつセンサー
おむつセンサーにより、入居者の排泄を検知し、自動的にナースコールを通知するオプションです。
バイタルセンサー[ルームタイプ / ベッドタイプ]
入居者が自発的にコールボタンを押せない状態であっても、非接触でバイタル数値(呼吸・脈拍)の異常を検知し、自動的にナースコールを通知することができ、ターミナルケアをサポートします。
※本機器は医療機器ではございません。
バイタルセンサーの主な機能
- バイタル数値の異常を検知
- バイタルセンサーは、設置要件によりルームタイプとベッドタイプが選択可能
- ルームタイプは、ベッド上の天井に設置
- ベッドタイプは、ベッドマットの下に設置
- 入居者が自発的にコールボタンを押せない状態であっても異常を検知し、スタッフ全員のスマートフォン及び管理パソコンに一斉通知
- センシングを夜のみ有効にする等の細かい設定が可能
- ターミナルケアが必要な施設様では、夜間見守りの補助として、またサービス付き高齢者向け住宅では就寝時の呼吸・脈拍の異常見守りに使える
無線センサー
無線赤外線センサー
室内に設置した無線赤外線センサーにより入居者の離床を検知し、自動的にナースコールを通知します。
主な機能
- 入居者の離床を無線赤外線センサーで検知
- 離床を検知した場合、スタッフ全員のスマートフォン及び管理パソコンに一斉通知(無線赤外線センサー専用コール)
無線開閉センサー
ドアに設置した無線開閉センサーにより入居者の徘徊を検知し、自動的にナースコールを通知します。
主な機能
- ドアに取り付け、入居者の徘徊を検知
- 徘徊を検知した場合、スタッフ全員のスマートフォンおよび管理パソコンに一斉通知
無線インターフェースボックス
+ マットセンサー
既存の有線マットセンサーをインターフェースボックスに接続することで無線マットセンサーとして利用できます。
主な機能
- 既存の有線マットセンサーを無線化してワイヤレス利用可能
- 既存マットセンサーを利用することで現存設備を有効活用
- 徘徊を検知した場合、スタッフ全員のスマートフォン及び管理パソコンに一斉通知(無線マットセンサー専用コール)
- インターフェースボックスの設置場所を工夫することで、ケーブルの長さを短くし、つまづき防止
おむつセンサー
おむつセンサーにより、入居者の排尿を検知し、自動的にナースコールを通知するオプションです。
おむつセンサーの主な機能
- 入居者の排尿を検知
- 排尿を検知した場合、スタッフ全員のスマートフォンおよび管理パソコンに一斉通知
- 取得した排尿量、排尿回数のデータを分析し、利用者それぞれに合わせた排泄ケアを支援します
※排泄ケア支援は(株)光洋様の商品です。
保守・アフターフォロー
弊社では、施設様の管理サーバにリモートでアクセスすることで、障害発生時にすみやかに状況を把握。
また、データのバックアップや「あんしんの絆」のアップデートも行います。
※保守サービスにあたり、管理サーバをインターネットに接続する必要があります。
※保守サービスは年間保守契約の締結が必要です。
「故障かな?」と思ったら
1.保守窓口に問い合わせ
故障かな?と思ったら保守窓口に問い合わせください。
2.リモートでトラブル対応
弊社から施設様の管理サーバにリモートでアクセスすることで、すみやかに状況を把握しトラブルに対応します。
※データのバックアップや「あんしんの絆」のアップデートもリモートで随時対応していきます。
3.必要に応じて現場対応
必要に応じて現場対応も行います。